除菌で幸せが逃げていく?心の安定には腸内細菌が欠かせない理由

メンタル

『何もかも不安だ。良い事なんて何もない。やる気も起きない。 周りの人は「こうしたら良いんじゃない?まずはやってみたら?」なんていうけど、そんなことはわかっている。気持ちが前を向かないんだ。』

こんなことって、ないですか?どんどん気持ちが沈んでいく。この原因は、たくさんあると思います。人間関係、将来への不安、過去のトラウマ、そして、運動不足、食事、時には、脳の問題だと言われることもあります。

でも、原因はそれだけではないと思います。実は、『あなた』は1つの命ではないのです。『あなた』は、100兆個もの菌と共生する、1つの集合体なのです。

集合体のバランスが崩れると、心や体の健康バランスも崩れます。この章では、『メンタルの問題』を『腸内細菌』の問題としてとらえることで明らかになる改善策、3つをお伝えします。それは

食物繊維を多くとる

過度な除菌を避ける

外に出て、土や動物に触れるです。

〜なぜこれだけでメンタルの改善になるの?〜

そう思われた方は、ぜひ最後までお読みください。あなたの人生に、必ず役立つ知識が、3分ほどで手に入ります。

不安の原因は菌不足!?

1つの出来事に対して、どう捉えるかは人によって様々です。私はこんなに不安を感じているのに、なんであの人は平気なの?って思う事、ありますよね。

『不安』はとても大切な感情ですが、自分を苦しめる為のものではありません。

もしも心のバランスが崩れてるのでしたら『セロトニン』や『ドーパミン』といった幸せホルモンが不足してるのかもしれません。その大切なホルモンを作り出すのに必要なのが腸内細菌です。つまり、菌の種類や数が少ないと、心のバランスが保てないのです。

マウスを使った実験です。無菌状態のマウスと普通のマウス。臆病な性格なのは無菌状態のマウスでした。

さらに、臆病なマウスと活動的なマウスで、それぞれの腸内細菌を移植するといった実験がありました。この結果、マウスの性格も変わってしまったのです。

活動的なマウスは、高い台からもすぐに降りることができたのですが、腸内細菌が変わったことで、降りることができなくなりました。

菌はバランス良く、数を増やす

腸内細菌は大きく分けて3種類います。①善玉菌、②悪玉菌、③日和見菌です。ここで大切なのは、菌はバランス良く、数を増やすということです。具体的には、

①善玉菌は2割

②悪玉菌は1割

③日和見菌は7割

このバランスがベストです。

善玉菌を増やすポイントは、善玉菌が好きな食物繊維をとることです。そして、悪玉菌はお肉が大好きです。悪玉菌も大切な菌ですが、多すぎると体に悪さをするので注意が必要です。

次に、菌の数を増やすポイントですが、菌に触れる機会を増やすことが大切だと思います。例えば、外を歩いてみる、動物と触れ合うなど。中でもオススメするのは土に触れることです。土にはもちろんバイキンがあるでしょうが、それ以上に良い菌がたくさん含まれています。菌の数を増やすには土が一番です。

私の義祖父は農家ですが、90歳を過ぎても元気に暮らしていて、驚くことに病院に通ったことが無いそうです。これは『土に触れる生活』が関係してるのではないでしょうか。

綺麗好きの日本人は汚いものを遠ざけ、代わりに病気を近づけました。汚いなんて思わずに、土や動物などと触れ合う機会を増やすことが大切だと思います。

脳より優秀な腸の働き

脳はよく、判断を間違えます。大げさに不安を作り上げたり、ギャンブルやSNSでの『良いことが起きるかもしれない』に異様に興奮したり、もっと食べろ!と指令を出したり。

しかし、腸は判断を間違いません。健康状態は便で教えてくれますし、常に正しい判断をしてくれます。

生命活動に必要な臓器は、脳ではなく、腸です。腸は栄養を吸収するだけでなく、免疫細胞を作り、ドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質も作り出します。

ちなみに、ミミズには目や脳は存在せず、ほとんどが腸なんだそうです。それでも生命として存在している。腸には生きるために必要なものが揃っているんです。

菌と共生しよう!

私たちは心身の健康のために菌の存在は欠かせません。そのために簡単にできることをまとめました。

食物繊維を多く取る

過度な除菌を避ける

外に出て、土や動物に触れる

この3つであなたは、たくさんの菌を受け入れて、心身にいい影響を与えてくれます。心が安定して、前向きな思考になり、免疫がつくことで病気やアレルギーにも耐性がつきます。このストレスフルなコロナ時代に、必要なのは菌なんです。

今、心が病んでる人が急増してるように思います。その原因はまず、食事の変化にありました。『低カロリー、高食物繊維』の生活から、『高カロリー、低食物繊維』の生活に。高カロリーを欲しがってるのは脳です。しかし、生命活動に必要な腸は食物繊維を必要としています。だから、①食物繊維を多くとることが重要です。

そして、さらにストレスを広めたのはコロナ対策です。過度な除菌と自宅待機。これが正しいのかは判断できませんが、必要な菌の数は激減します。薬用石鹸や除菌スプレーは、自宅では必要ないと私は思います。②過度な除菌は避けるように心がけましょう。

また、③外に出て、土や動物に触れることで多種多様な菌に触れましょう。オススメなのは家庭菜園です。プランター1つのスペースさえあれば可能ですし、食物繊維も取ることができます。

何を変えれば不安はなくなりますか?

さて、あなたの悩みはなんですか?先の見えない未来、嫌な人がいる、過去の失敗が忘れられない、今の社会が理解できない、、、、それって、どうすれば解決できるのでしょうか。

未来や過去、周りの人や社会は変えることはできませんが、腸内環境なら簡単に変えることができます。菌を取り込み、腸内環境が整えば幸せホルモンが出ます。心が落ち着き、前向きに考えることができるはずです。

また、心や脳の病に苦しむ人もいると思います。私の妻もその1人なので、気持ちはわかります。私の妻は非常に真面目で、思いやりに溢れる女性です。コロナで家族や周りの人に迷惑をかけないようにと、細心の注意を払っていました。そして、強迫性障害が悪化し、鬱(うつ)の症状に悩んでいます。今、彼女の心を軽くするためにできることを探し、彼女の歩幅に合わせてゆっくり×2と実践しています。

心や脳の問題は、菌も含めて考えなければいけません。心が安定し、気持ちを前に向けるにはセロトニンやドーパミンといった材料が必要です。材料がないと気持ちは作れません。菌を受け入れて、気持ちの材料を作ることも意識してみませんか?

世の中には『変えることのできること』と、『変えることのできないこと』があります。不安や、不満に思うことはたくさんあると思います。もし、変えることのできないことに意識が向いてるのでしたら、その意識を少しだけ、変えることのできることに向けてみませんか?

腸内細菌の改善でしたら、取り組みやすいのではないでしょうか。

あなたの人生に少しでも役に立てれば嬉しいです。ありがとうございました😊

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