仕事で大きなプレッシャーを受けているときや、上司から威圧されたとき。または、部下やお子さんに対してイライラしてしまっているとき。落ち着かなければいけないのに、パニックになってしまったり、怒りの感情を出してしまうことってありますよね。自分に「落ち着け!」と言っても簡単には落ち着けません。感情が前に出てしまいます。感情まかせの行動は、後になって後悔することが多いですよね。
どんな時でも落ち着いた行動が取れれば、仕事でも人間関係もうまくいくはずです。では、どうすればいいのでしょうか。
ストレスにさらされると、呼吸が乱れますよね。という事は、呼吸が落ち着けば、心も落ち着きを取り戻すんです。
ポイントは、静かな鼻呼吸。この記事を読んでいただければ、口呼吸と鼻呼吸の違いが分かり、どんな状況でも心の落ち着きを取り戻せるようになります。
効率が良いのは、鼻呼吸
呼吸には、鼻から息を吸う腹式呼吸と、口から息を吸う胸式呼吸の2種類があります。肺は下の方が大きくなっているので鼻呼吸の方が効率が良いのです。動物や、赤ちゃんは普段、鼻呼吸をしています。体の負担も少なく、副交感神経が優位に働くのでリラックスすることができます。
口呼吸のデメリット
ストレスを受けると、胸や肩が動きます。これは、無意識のうちに口を使った胸式呼吸をしているからです。呼吸の効率が悪いので、回数が増え、心拍数が上がります。これは、体を『闘争か逃走』モードにするためです。
今の私たちは、日常的にストレスを受けているので口呼吸ばかりをしています。食生活や、運動不足も口呼吸を増やす原因です。
口呼吸と合わせて気をつけていただきたいのが、『呼吸過多』です。酸素は、栄養のひとつです。吸いすぎてはいけません。食事でも栄養を取りすぎると体に良くないですよね。
自分の呼吸に意識を向けてみてください
プレッシャーを感じたり、怒られたり、イライラしてしまっているとき。あなたはどんな呼吸をしていますか?一度、自分の呼吸を観察してみてください。きっと、口呼吸になっていると思います。肩や胸が動いて、体は『闘争か逃走』のための準備をしているはずです。
落ち着きを取り戻すために、唯一コントロールできるのは『呼吸』です。
心が乱れそうになったら、静かな鼻呼吸をしてみてください。静かに吸って、静かにはく。これを繰り返してください。心が落ち着きを取り戻していくのを、実感できると思います。
呼吸は、意識と無意識の架け橋です。呼吸を意識し、どんな時でも落ち着いた判断ができれば、仕事でも人間関係でも失敗する事は減ると思います。
今日も、ありがとうございました!
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